小学生の おこづかい帳の書き方
— 5つの欄と、つまずく「残高」
おこづかい帳に書くことは、そんなに多くありません。日づけ・なにに?・入金・出金・残高の5つです。むずかしいのは書く内容ではなく、行が増えるほど合わなくなる「残高」のほうです。
このページでは、当サイトで配っている印刷用の おこづかい帳(A4・PDF)と同じ様式で書き方の例を示し、そのあとで「ブラウザ版だと どの欄が自動で埋まって、どの欄は埋まらないか」を実際の画面で並べます。
1. 書くのは5つの欄
| 日づけ | なにに? | 入金 | 出金 | 残高 |
|---|---|---|---|---|
| いつ | 何で もらった/何に つかった | もらった額 | つかった額 | のこり |
「なにに?」は、もらったときは何をして もらったか(音読・食器洗いなど)、つかったときは何に つかったかを書きます。同じ1行に 入金と出金の両方を書くことはありません。どちらか片方だけです。
2. 書き方の例(4行だけ埋めてみる)
| 日づけ | なにに? | 入金 | 出金 | 残高 |
|---|---|---|---|---|
| 10/11 | 音読 | 50 | 50 | |
| 10/11 | 食器洗い | 120 | 170 | |
| 10/12 | おふろそうじ(20分) | 200 | 370 | |
| 10/13 | シールを かった | 150 | 220 |
入金の行は 前の残高+入金、出金の行は 前の残高−出金。やることはそれだけです。小学校低学年なら、ここが そのまま たしざん・ひきざんの練習になります。
3. つまずくのは、たいてい「残高」
5つの欄のうち、残高だけは前の行の答えを引き継ぎます。1行まちがえると、その下の行がぜんぶ ずれます。しかも紙の場合、ずれに気づくのは たいてい ずっと後で、どの行で まちがえたかを探すところから始めることになります。
対処は2つです。ひとつは、書く回数を減らすこと(毎日ではなく、もらった日と つかった日だけ書く)。もうひとつは、計算を自動にしてしまうことです。次の章は後者の話です。
4. ブラウザ版だと、どの欄が自動で埋まるか
「かぞくの おこづかい」のブラウザ版は、おうちの人が「できたね!」を おした時点で、その1行を自動で残します。紙の5つの欄との対応は次のとおりです。
| 紙の欄 | ブラウザ版 |
|---|---|
| 日づけ | 自動。「できたね!」を おした記録が 10・12 12:53 のように並びます |
| なにに? | 自動。お手伝いの名前と、どの子かが入ります |
| 入金 | 自動。回数制(円/回)はその額、時給制(円/時)はかかった分数から計算します(1時間=60分で割り、1円未満は四捨五入) |
| 出金 | おうちの人が入力します。「つかった きろく」の画面で、日づけ・金額・何に つかったかを残せます(2026-10-13 からブラウザ版に入りました) |
| 残高 | 自動。「たまった おかね」として、承認ずみの合計が出ます |
2026-10-12 までは「もらった分」しか数えていなかったため、このページでも「出金は紙に書く」と案内していました。2026-10-13 にブラウザ版へ「つかった きろく」が入ったので、書き直しています。iOS アプリ(1.0)にはまだ入っていません。
上の画面にある「おふろそうじ +¥200 20分」は、時給制 ¥600/時 を 20分 ぶん(600×20÷60)で計算した結果です。
5. お手伝いと金額を先に決めておく
おこづかい帳が続かない理由の多くは、書き方ではなく「その日いくらだったか」が毎回あいまいなことです。ブラウザ版には、「よくある おてつだい」のひな形が29件入っています。内わけは 家事16・勉強6・生活4・運動3、金額は ¥10〜¥400 の範囲で、回数制と時給制の両方があります。タップで選んで まとめて追加でき、名前も金額も あとから直せます。手入力でゼロから作ることもできます。
6. 子どもの画面では、ふえる前に たしざんが1問
おうちの人が「できたね!」を おすと、子どもの画面に おしらせが出ます。あけると、「いま ○円 + もらう △円」を3つの選択肢から選ぶ問題が1問。答えあわせのあとで、ちょきんばこにコインが入り、金額が増えます。
- たしざんは おうちの人が 子どもごとに「しない/やさしい/ふつう」を選べます。
- 点数も じゅんいも つきません。まちがえても、正しい式を見せてから次に進みます。
- 子どもが選んだ答えは、どこにも送っていません。
- 金額が増えるのは、おうちの人が「できたね!」をおした分だけです。
- 端末の「動きを減らす」設定のときは、動かさずに金額だけ変わります。
7. 紙から始めるなら(印刷用PDF)
まず紙で1か月やってみて、計算がしんどくなったらブラウザ版に移す、という順番でかまいません。紙は、鉛筆で自分の手を動かして覚えるところが強みです。メール登録は いりません。A4で印刷して使えます。
- わたしの おこづかい帳(PDF) このページの様式。日づけ・なにに?・入金・出金・残高の5欄 × 17行。
- こんしゅうの おてつだい表(PDF) できたら○を書く、1週間のチェック表。ごほうびの約束を書く欄つき。
- ちょきん もくひょうシート(PDF) ほしいものと目標額を書いて、たまったぶんだけコインをぬる50個のシート。
- 3枚セット(PDF) 上の3枚をまとめたもの。
「こんしゅうの おてつだい表」のほうの使い方は、別のページにまとめています:
- 子どもの お手伝い表の作り方 — 1週間の○つけ表と、表に書く3つ 行に何を書くか、できた回数をどう数えるか(1回いくら/1時間いくら)。
- 子どもの お小遣いは いくら・いつから? — 公的な調査の数字を、平均・最頻値・中央値のまま 金融広報中央委員会の調査(2015年度)の表を、そのまま引用しています。
- 子どもの お小遣い管理アプリ — ブラウザ版でできること・できないこと 紙のかわりにアプリで記録するとき、何ができて何ができないか。
8. ブラウザ版をためす
インストールは いりません。ぜんぶ無料です。おうちの人は Google でログイン、こどもページは ログインなしで ひらけます。
かぞくの おこづかいを ひらくブラウザだけで つかえます
このページで書いていないこと
このページには、使っている家庭の数も、評価の点数も、レビューの件数も書いていません。測っていないからです。「お金に強くなる」のような効き目も書いていません。確かめようがないからです。画面はこのアプリの実物ですが、名前(たろう・はなこ)と金額はすべて例で、実在の家庭のものではありません。